社会の課題解決

社会の課題解決

社会の課題解決 Social Issue

福島県南相馬市

現在の南相馬市は、2006年1月1日、旧小高町、旧鹿島町、旧原町市の1市2町が合併して誕生しました。南相馬市の位置は、福島県浜通りの北部で太平洋に面し、面積は398.58平方kmです。東京からの距離は292kmで、いわき市と宮城県仙台市のほぼ中間にあります。

南相馬市 公式サイト

桜井 勝延 様 / 南相馬市長

今の南相馬市の魅力についてお聞かせください。

桜井勝延様

南相馬は魅力だらけの町ですよ。なぜなら、若者のみなさんはここへ来るだけで「成功」できるのですから。仕事に限らず、生きていくうえで大切なのは、世界でも日本でもどの集団においてもそうですが、自分の存在価値が認められるかどうか、お互いを認め合える社会であるかどうかにあります。

都会は人数こそ多いけれど、互いに無関心な人間のかたまりみたいな感じで息苦しいし、生きづらいと感じる人もいるのではないでしょうか? その点、南相馬は人が少ない分、すぐに存在を認めてもらえる場所です。

また、震災のときに小学校高学年から中学生くらいだった子どもたちが今、いよいよ就職という年代に入ってきたわけですが、彼らの使命感みたいなものは、同じ南相馬市内でも若いときに震災を経験していない人たちとは異次元ですよ。自分たちがこの地域を支えたいという思いを強く持っている若者が非常に多いです。

以前の成人式では騒いで壇上に上がって酒を飲んで、という場面があったけれど、最近は一切なくなりました。それどころか、式自体、若者たちが全部自分たちで仕切っています。それは大人が教えたわけでもなんでもなく、自分たちがどういうふうに行動したらいいか、自ら考えざるを得なくなった結果でしょう。避難先を転々としながら環境適応していった子もいて、そういう経験が彼らの使命感を自然と育んだというわけです。それは彼らにとっては試練であったかもしれないけれど、結果的にものすごく意義のある経験だったということもできます。南相馬に来る人は、そんな若者たちからの刺激も受け、いずれ同じように生き抜く力を身につけられると思いますよ。

南相馬市では、今後どのようなことに取り組んでいきたいとお考えでしょうか?

南相馬市では未来に向けた希望が大きく育っています。国の施策である「ロボットテストフィールド」が南相馬に作られることが決定したのを受け、「ロボットのまち南相馬」に向けた市の政策が着々と進行しています。2017年1月にはドローンによる長距離荷物配送の実証試験に世界で初めて成功し、3月には複数事業者が同じ空域で同時に複数のドローンを安全に飛行させるデモンストレーションも実施しました。

原発事故で一時は何もかもなくしかけたけれど、新たなサービスを立ち上げるチャンスが広がり、ここに来て未来の可能性は限りなく大きくなったと感じています。その可能性をもっともっと広げるのが私の役割であり、ロボット以外にもどんなサービスの可能性があるか、常に多くのことを頭の中に駆け巡らせています。

また、命の源である農林水産業の復興もたいへん重要で、そのために今、農業の担い手を作る塾で人づくりに励んでいます。

桜井勝延様

経済産業省から事業の委託を受けたビズリーチとの取り組みについて、ご感想をお聞かせください。

まず、市内事業所の人手不足解消にご協力いただき非常に感謝しています。求職者の確保には、求人情報をより広く発信することが重要であり、また、市外の求職者に対しては、まちの魅力が就職先を決める大きな要因となります。VR動画など今までにない方法で、まちの魅力を発信できることは大きな強みになると感じました。これからも「みなみそうま就職ナビ」を強化し、市内事業所の人手不足解消を進めてまいります。

スタンバイ「南相馬市求人特集」

ビズリーチのような民間企業と南相馬市のような自治体の連携について、今後期待されることをお聞かせください。

今回のVR動画をはじめとした、民間企業が持つ新たな技術や発想を活用することが、これから先、より魅力的なまちづくりをするためには必要不可欠です。南相馬市の復旧・復興、そしてその先のさらなる発展のため、これからも連携して取り組んでいければ幸いです。

学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン

学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジ(以下、UWC)は17の国および地域の加盟校からなり、155以上の各国国内委員会および生徒選考委員により構成されています。UWCはまた、世界中のあらゆる国から集いこの教育を受けた60,000名以上の卒業生と関係者によって構成されています。UWCインターナショナルは国際理事会および国際評議員会により運営されており、国際理事会の行政執行機関である国際本部・事務局はロンドンに設置されています。

ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 公式サイト

小林 りん 様 / 学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン

設立の目的および背景についてお聞かせください。

小林りん様

学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン(以下、UWC ISAK)は、「アジア太平洋地域そしてグローバル社会のために、新たなフロンティアを創出し、変革を起こせるチェンジメーカーを育てる」ことをミッションに掲げています。私自身が、高校時代に滞在したメキシコや、ユニセフ職員として活動したフィリピンで得た、強烈な原体験がきっかけとなり、教育を通じて社会を変えることを決意した直後の2007年、次世代のリーダーをアジアで育てる夢を持っていた発起人代表の谷家衛氏と出会ったのが、プロジェクトの始まりでした。

その後、ミッションに共感する方々の思いの輪が徐々に広がり、100名を超えるご支援者の皆様のおかげで、ついに2014年、夢の実現に至りました。

UWC ISAKを通じて今後どのような人材を育てていきたいと思いますか? また今後、どのような人材が日本や世界で活躍するとお考えでしょうか?

「今後10〜20年の間に、日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になる」という研究結果*に見られるように、私たち、そして次世代の若者たちは、これまでに経験したことのないような変化の荒波のなかを生きていくことになります。その激動の時代に「変革を起こすチェンジメーカー」として活躍するのは、まだ表面化していない課題を嗅ぎつけてその本質を見極め、さまざまな領域の知を結集しながら、多様な仲間と共に解を出していける人材だと、私たちは考えています。

UWC ISAKでは、こうした人材を輩出すべく、「多様性を生かす力」「問いを立てる力」「困難に挑む力」を養う教育プログラム、学習環境を用意しています。また、約7割の生徒に全額または部分奨学金を給付することを目指しています。

*株式会社野村総合研究所と、英オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授およびカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究(2015年)

集合写真

©トヨサキジュン

今回、UWC ISAKを牽引する経営人材の採用について、ビズリーチをパートナーに選んでいただいた理由をお聞かせください。

本校のスタッフ採用は、これまで主に本校Webサイトへの掲載や、周囲の方の紹介を通して行っており、採用マーケットで広く告知することはありませんでした。しかし、「昨今では、教育のような社会的意義の大きい仕事に就きたい、あるいは、小さな組織でも責任を持ってやりがいのある仕事をしたい、と考える方が増えている」というビズリーチの皆様の言葉に勇気付けられ、初めての大々的な公募に至りました。また、本校の採用ターゲットとなる方々が多く会員登録している点や、応募を待つだけでなく、お会いしたい会員の方にこちらからスカウトメッセージを送れる点も、ビズリーチと一緒に取り組むことを決めた理由です。

ビズリーチを利用した印象をお聞かせください。

懇切丁寧なサポート、アクティブ会員数の多さに大変驚かされました。結果的に、300名近いご応募をいただき、選考に苦労するといううれしい事態を経験させていただきました。特に、初めて採用サービスを利用する私たちに対して、ビズリーチの担当者の方が、豊富な会員データベースを最大限に活用したスカウトメッセージの送り方、キャンペーンを打って応募数を増やす方法など、手取り足取りフォローアップしてくださいました。そのきめの細かな指導力と的確なアドバイスには、まるでマラソンの伴走をしていただいているような安心感がありました。

今回の採用プロセスを経て、さまざまな色に輝く「人材」という資産に巡り合うためには、あらためて的確なマーケットに正しいタイミングでアプローチすることが肝要だと痛感しました。ビズリーチが蓄積しているデータベースやその使いやすさなど、ひとつひとつの積み重ねが、他社には追随できないサービスにつながっているのだと感じました。そして、なんといっても最後は人材。私共の特殊なニーズを心憎いぐらい適切にくみ取り、結果に共に一喜一憂して、目標を達成する手助けをしてくださったビズリーチの担当の方やチームそのものが、真の差別化要因だと思いました。

今後、ビズリーチに対して期待することをお聞かせください。

今、労働市場には、大きく2つの変化が起こっていると感じます。

1つは、知名度や社会的地位といった座標軸ではなく、自分のやりがい、生きがいを大切にしたキャリア選択をする方が確実に増えていること。この背景には、時代の急激な変化に適応できなければ大企業でさえ消えてなくなる時代がそこまできていて、「それであればいっそのこと、自分らしく、自らの価値観にあった仕事を選ぼう」と考える人が増えていることがあるのかもしれません。

もう1つは、「転職」の意味が変わりつつあることです。「人生100年時代」に突入し、人は80歳まで働くかもしれないと考えると、「転職」とは、同じ業界内で会社を移ることではなく、職業そのものを大幅に変えることを意味することになるでしょう。

双方とも、業界内の口コミや限られたネットワークのなかではなく、膨大な情報のなかで、業界あるいは国境さえも越えて、ダイナミックに人材が動いていくことを意味していると考えます。そんな時代にこそ、上述のような特徴をもつビズリーチの存在意義が、ますます増していくであろうことを、信じて期待しております。

このたびは本当にお世話になり、ありがとうございました。

トビタテ!留学JAPAN

文部科学省は、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、2013年10月より留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を開始しました。政府だけでなく、社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、各分野で活躍されている方々や民間企業からの御支援や御寄附などにより、官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成します。具体的には、民間寄附を100%原資とする返済不要の留学奨学金を高校生・大学生に給付する支援制度「日本代表プログラム」を実施、既に4,300名以上が選抜され、同コミュニティの一員として活動しています。

トビタテ!留学JAPAN 公式サイト

船橋 力 様 / トビタテ!留学JAPAN プロジェクトディレクター

トビタテ!留学JAPANの設立の背景と目的についてお聞かせください。

船橋力様

トビタテ!留学JAPANとは2020年までに日本から海外に出る大学生と高校生を倍増させるために、日本から海外に出ることを身近に感じる、新しい文化を作ろうというキャンペーンを指しています。そのなかで一番コアに据えているのが、2014年に始まった「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」で、民間の寄附のみによって、2020年までに将来のリーダー候補やリーダーの卵を1万人輩出することを目指しています。御社からも多大な寄附をちょうだいしました。

これまで実施されてきた感触についてお聞かせください。

これまで大学生以上で約3,000名、高校生で約1,300名の合格者を出しており、留学後は多種多様な分野の専門家になってくれています。一人ひとりが社会課題をテーマに海外へ留学し、専門家となってその解決に取り組む一連の活動に対して、「これは地球規模の課題解決プロジェクトだね」というお声をちょうだいしたのはとてもうれしかったです。

また、留学した学生は留学先で日本について発信したり、自分のプロジェクトを実施するのですが、その後、日本に戻ってくると同窓会組織ができたり、留学経験者同士がネットワーク化されたりしています。このように、留学経験者同士のネットワークの構築、団体の認知度向上、優秀な人材の輩出ができているという点から、企業の方々にかなり好評価をいただいています。

集合写真

ビズリーチとの取り組みについてお聞かせください。

このプロジェクトが立ち上がった2014年、南さん(株式会社ビズリーチ 代表取締役社長)にお願いをして最初の公募を実施しました。1,300名ぐらいから応募があり、そのなかから採用したのは2名、うち1名は今も私の右腕として活躍してくれています。

この時は、ビズリーチの広報担当の方々が多くのメディアに声掛けをしてくださり、「ダイヤモンド・オンライン」や「東洋経済オンライン」にも関連記事が掲載されました。ビズリーチのサイトだけではなく、さまざまな媒体に私と南さんの対談記事が掲載されたお陰で、ものすごく認知度が高まりました。私が把握しているだけで求人ページが約100回シェアされているので、相当拡散されているのではないかと思っています。本当にありがたいです。

ビズリーチに対する印象をお聞かせください。

勢いがあり、エネルギッシュで、本当に業界を変えようとしている会社だと思います。企業としての利潤追求はもちろんですが、みんなが「本質的に正しい」と思えることに対して、正面から突き進んでくれそうな気がしています。大好きな会社ですし、日本の「働き方」や「働き方に対する価値観」を変えてくれることを期待しています。

今後、ビズリーチに対して期待することをお聞かせください。

私は日本の高校生・大学生がキャリアを考え始めるのがすごく遅いと思っています。だから、ビズリーチ・キャンパスが目指す世界観のように、なるべく早く、特に大学1年生くらいから将来のことを考えられるような土壌が欲しいです。今後、終身雇用はなくなり、留学が盛んになっていく。このような変化は当たり前だというメッセージを、ビズリーチのサービスを通じて若者に発信し続けてもらいたいと思います。

私のビズリーチの印象は、ヤンチャな雰囲気。またチームワークがとても良いイメージもあります。しかし、チームワークの源泉は一人ひとりの相当なとんがりがあるからだという気もしています。チームワークととんがりを両立させることができれば、本当に業界を超えて日本に新しい風を吹かせられる、日本を変えられるような気がしています。ぜひ可能性を信じて高みを目指し、取り組んでほしいと思っています。とても期待している会社です。