2017年11月15日

株式会社ビズリーチ

広島県福山市

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政府が「働き方改革」で推進する兼業・副業を地方自治体が体現 日本初! 広島県福山市が兼業・副業限定で戦略顧問募集 ~民間ノウハウを自治体へ、プロ人材が地域を改革~

株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:南 壮一郎)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、広島県福山市による兼業・副業限定の戦略顧問の公募を本日より開始します。兼業・副業限定の戦略顧問の公募は、地方自治体としては日本で初めてです。ビズリーチのサイト上に特設ページを開設し、2017年11月15日から12月12日まで募集します。今回募集するのは戦略顧問のポジションで、広島県福山市のブレーンとして、市が抱える課題の分析・抽出と事業の立案・実施を担います。 募集特設ページURL:https://www.bizreach.jp/content/481

潮待ちの港「鞆の浦」(とものうら)
潮待ちの港「鞆の浦」(とものうら)

自治体の課題解決には、民間のプロ人材が必要。兼業・副業限定で採用したい

人口減少などの理由により機能を維持できなくなる消滅可能性都市とされる自治体が全国の市区町村の約半数ともいわれるなか、自治体を取り巻く環境は厳しさを増しています。自治体の業務は多様化・複雑化しており、新しい発想による「攻め」の事業創造・成長促進が必要です。こうした状況で広島県福山市は、行政の既存の考え方にとらわれず、各部門の事業を横断しながら、戦略的に事業企画を立案・実行し、スピード感を持って成果にコミットする民間のビジネスプロフェッショナル(プロ人材)が必要と考えています。しかし、人材獲得競争が激化するなか、首都圏で働く優秀な人材を市の職員として獲得することは難しく、制度上も困難なため、スピーディーに対応するべく、企業に所属しながら兼業・副業で業務推進に短時間携わってもらえる本ポジションを設けました。

政府は「働き方改革」で兼業・副業を推進。プロ人材も関心を持つが、可能な企業は少ない

政府は「働き方改革」で兼業・副業を推進しています。また、ビズリーチ会員にアンケートを実施したところ、83%が「今後、兼業・副業を行ってみたい」と回答し注1、兼業・副業への関心の高さがうかがえます。一方、先日大手企業が副業許可を発表したばかりですが、中小企業庁の調査によると、兼業・副業を認めていない企業は85%注2で、企業側の動きはあまり進んでいないといえます。要因としては、企業が情報漏えいのリスクを感じていたり本業への影響を懸念しており、兼業・副業を認めるメリットを体感できないためといわれています。

自治体での兼業・副業であれば、自治体・企業・プロ人材のWin-Win-Winを実現

しかし、民間企業と地方自治体の兼業・副業であれば、プロ人材が在籍する企業もメリットを享受できます。今回の公募は自治体・企業・プロ人材のWin-Win-Winを実現する新しいモデルとなりうると考えます。また、三者の連携により、新たなビジネスが創出される可能性もあります。

1)自治体のメリット:
優秀な人材を採用できる。職員のスキルアップ・意識改革につながる。

2)プロ人材が在籍する企業のメリット:
企業との兼業・副業の場合、競合他社へ技術ノウハウや顧客リストなどの情報が漏えいするリスクを懸念するケースが多いが、自治体との兼業・副業であれば情報漏えいリスクが低い。地方進出を検討する際の足掛かりとなる。在籍しているプロ人材のスキルアップにつながる。

3)プロ人材のメリット:
地域活性化に当事者として携わることで、行政データの活用や地方都市の実態把握など企業では得難い経験ができる。

戦略顧問を公募

日本全体で少子高齢化が急速に進み、都市を維持する力が低下しています。都市を維持するためには、新たな取り組みに積極的に挑戦していく必要があります。今回募集する戦略顧問には、広島県福山市のブレーンとして、市が抱える課題を分析・抽出し、有効な事業企画の立案・実行を担っていただきます。各部門の事業を横断しながら、市政全体の戦略をコーディネートする必要もあります。また、先進自治体に関する情報をキャッチしながら、前例のない分野にも積極的に挑戦し、攻めの自治体を実現するために力を尽くしていただきます。

広島県福山市 兼業・副業限定 戦略顧問公募 概要

公募団体名 広島県福山市
募集職種名 戦略顧問(戦略推進マネージャー)
報酬 25,000円/1日(週1日で、月4日程度の勤務を想定)
別途交通費(鉄道料金)と宿泊費を支給します。
業務内容 1. 強化すべき重点分野の調査、検討および処理ならびに関係部局間の総合調整
2. 施策のヒアリングおよび客観的データに基づいた分析
3. 施策の立案および推進に係る専門的な助言
4. 企業等で培われたネットワークを活用した施策と企業、団体等との結び付け
勤務地 広島県福山市

広島県福山市長 枝広 直幹 コメント

広島県福山市長 枝広 直幹 コメント

人口減少、少子高齢化に立ち向かうためには、市役所内の人・経験だけの「自前主義」による既存の行政運営から脱却する必要があります。民間企業で働く方ならではの新しい視点により、市政全般の業務に関して、データ分析から戦略の企画立案までを経営者目線で牽引していただきたいと思っています。広島県福山市の未来を切り拓き、更なる成長を図るために是非力を貸してください。

株式会社ビズリーチ 地方創生支援室 チーフプロデューサー 加瀬澤 良年 コメント

株式会社ビズリーチ 地方創生支援室 チーフプロデューサー 加瀬澤 良年 コメント

ビズリーチ会員に地方での兼業・副業についてアンケートを実施したところ、75%が「首都圏以外の地域での兼業・副業に興味がある」と回答しており、また、44%が「場所は問わない」と回答しています注1。このように、地方で働くことに対してプロ人材の関心は高いことがわかりました。プロ人材だけでなく、プロ人材が在籍する企業もメリットを享受できることから、企業が兼業・副業を認めれば、自治体での兼業・副業が広まる可能性もあります。今回の公募が、自治体・企業・プロ人材のWin-Win-Winを実現する人材還流の新しいモデルとなり、全国の地域の代表として模範事例となることを期待します。今後もビズリーチは、地方自治体や民間企業と連携して、人材面から地方創生支援を積極的に推進し、求職者のキャリアにおける選択肢を増やし可能性を広げていきます。

参考:ビズリーチ会員アンケート

Q: 今後、兼業・副業を行ってみたいと考えていますか。
はい 83%
いいえ 17%
Q: 首都圏以外の地域での兼業・副業に興味がありますか。
はい 75%
いいえ 25%
Q: 首都圏以外の地域での兼業・副業を考えるにあたり、希望する地域としてあてはまるものをすべて選択してください。
(複数回答可)
場所は問わない 44%
近畿地方 23%
中部地方 20%
九州地方・沖縄 18%
東北地方 9%
北海道 8%
わからない 8%
中国地方 5%
四国地方 5%

注1 ビズリーチ会員1,400名にアンケート。
・ 年齢:20代(7%)、30代(25%)、40代(34%)、50代(27%)、60代以上(7%)
・ 男女比:男性84%、女性16%
・ 平均年収:854万円
・ 実施期間:2017年10月16日~10月19日

注2 中小企業庁「平成26年度兼業・副業に係る取組み実態調査事業報告書」

即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について

ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。企業が求職者へ主体的にアプローチできるプラットフォームを提供することで、「欲しい」人材を獲得するために採れる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクト・リクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチされることで、キャリアの可能性と選択肢を最大化できます。現在は累計7,200社以上、102万人以上(2017年11月現在)の会員の方にご利用いただいています。

参照URL:https://www.bizreach.jp/

広島県福山市について

100万本のばらが咲き誇るまち広島県福山市は、瀬戸内の中央、広島県東部で岡山県との県境に位置する人口約47万人の中核市です。古くから、鉄鋼やデニムなどのものづくり産業が発展し、や日本一新幹線の駅に近い「福山城」をはじめとした歴史・文化資源が豊富です。また、多くの上場企業やオンリーワン・ナンバーワン企業があることから、経済の要衝でもあります。

参照URL:http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/

株式会社ビズリーチについて

「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとし、2009年4月より、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営するHRテック・ベンチャー。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、シンガポールに拠点を持ち、従業員数は924名(2017年11月現在)。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や、若手社員のためのレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」、AI技術を活用した戦略人事クラウド「HRMOS(ハーモス)」、求人検索エンジン「スタンバイ」などを展開。

参照URL:https://www.bizreach.co.jp/