2021年4月26日

株式会社ビズリーチ

即戦力人材の約7割、約1年続くコロナ禍を経て「キャリア観が変化」
9割以上が「主体的なキャリア形成が重要」と回答

Visionalグループの株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:多田洋祐 以下、当社)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、ビズリーチ会員(平均年収740万円、平均年齢40歳 ※2021年1月末時点)を対象に、キャリア観に関するアンケートを実施しました(有効回答数:775件)。その結果、66.2%が約1年続く「コロナ禍」を経て、自身のキャリア観に変化があったと回答、また98.5%は、働き方が多様化し、変わり続ける時代において、主体的なキャリア形成が重要だと考えていることが明らかになりました。

約8割がコロナ禍の影響で勤め先の働き方に変化

新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年以降で、約8割のビジネスパーソンの勤め先で働き方に変化があったことが明らかになりました。具体的な変化としては、「リモートワークが可能になった(今後なる予定)(85.2%)」「業務におけるデジタル化(DX)が進むようになった(31%)」「フレックスタイム制になった(今後なる予定)(15.1%)」などが挙げられました。柔軟な働き方やDXによる業務効率化の影響で、ビジネスパーソンの多くは、時間的な余裕ができたのではないかと推測されます。

コロナ禍の状況下で、あなたの勤め先の働き方に変化はありましたか?
具体的にどのような変化がありましたか?

4人に1人「キャリア観が大きく変化」、働き方の多様化が影響

約1年続くコロナ禍を経て、66.2%の方のキャリア観に変化があったことが明らかになりました。なお、変化があった方のうち4人に1人は「大きく変化があった(26.3%)」と回答しています。2020年4月に実施したアンケート結果*1では、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて自身のキャリア観に大きく変化があったと回答した方は全体の1割だったことから、長引くコロナ禍が、より多くのビジネスパーソンのキャリア観に影響を与えていると考えられます。また自身のキャリア観の変化に最も影響を及ぼしたこととして、「働き方の多様化(リモートワークや副業・兼業の解禁など)(40.6%)」「転職(22.8%)」「新型コロナウイルス感染症の拡大による経済環境の悪化(16.2%)」などが挙げられました。

*1「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、働き方やキャリア観・転職活動への影響に関するアンケート」
https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2020/0430.html

約1年続くコロナ禍を経て、自身のキャリア観に変化はありましたか?
自身のキャリア観の変化に最も影響を及ぼしたのは何だと思いますか?

9割以上の即戦力人材が「主体的なキャリア形成が重要」

働き方が多様化し、変わり続ける時代において、9割以上が「主体的なキャリア形成が重要(98.5%)」と回答しました。重要と回答した方のうち、主体的なキャリア形成のために取り組んだことを尋ねたところ、「転職サイトへの登録(ビズリーチ含む)(66.1%)」「ヘッドハンターとの面談やコーチングの受講(38.5%)」「スキル向上目的のセミナーや講座への参加(25%)」などが挙げられました。一方、「取り組んだことは特にない」と回答した方はわずか5%にとどまり、コロナ禍において、多くのビジネスパーソンが主体的なキャリア形成のために具体的な取り組みを行っていることが明らかになりました。

働き方が多様化し、変わり続ける時代において、主体的なキャリア形成が重要だと思いますか?
主体的なキャリア形成のため、具体的に取り組んだことを教えてください。

「キャリア観の変化」に関するフリーコメント

  • 考える時間が増えたことで、キャリア自体を再考するようになった。
  • 自分の仕事の成果の振り返りと要約をし、専門分野の勉強を始めた。
  • 通勤時間がなくなったことで時間ができたので、副業・兼業を検討している。
  • 専門領域における知識習得のため、通信で学べる大学へ編入した。
  • コロナ禍のなか、改めて会社の考え方を認識し、転職エージェントに登録した。
  • 企業のリストラと収益縮小により、転職市場のヒアリングと他業界の動向調査を始めた。

「ビズリーチ キャリア観・転職活動に関するアンケート」
対象:ビズリーチ会員
調査期間:2021年3月29日~2021年4月4日
有効回答数:775
※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
※本調査を引用される際には、「ビズリーチ調べ」と必ずご記載ください。

株式会社ビズリーチ 取締役副社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也 コメント

株式会社ビズリーチ 取締役副社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也

長引くコロナ禍の影響で不安定な経済状況は続いていますが、本アンケート結果から、ビジネスパーソンは主体的なキャリア形成に向け、転職サイトへの登録、コーチングやセミナーの受講など具体的な取り組みを始めた方が多いことがわかりました。このように、社会情勢の変化は、ビジネスパーソンにとって中長期的な視点で自身のキャリアを考えるきっかけになります。ビズリーチでは、会員の皆様に対して、毎年行う健康診断のように、定期的に「キャリアの健康診断」を行い、自分自身の市場価値を把握することを推奨しています。今後も、働き方の変化に伴いビジネスパーソンのキャリア観は多様化していくと思われますが、ビズリーチはビジネスパーソンに寄り添いながら、キャリアにおける選択肢を増やし、可能性を広げていきます。

即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について

ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。

URL:https://www.bizreach.jp/

株式会社ビズリーチについて

「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。2020年2月、グループ経営体制への移行にともなって誕生したVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。

Visionalについて

株式会社ビズリーチがグループ経営体制に移行したことにより誕生。「新しい可能性を、次々と。」をグループのミッションとし、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、人事マネジメント(HR Tech)領域におけるエコシステムを展開。また、事業承継M&A、物流DX、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。

URL:https://www.visional.inc/ja/index.html