2021年10月28日

株式会社ビズリーチ

<採用担当者にアンケート> 77%が「即戦力採用の難度が高まった」と回答 現場(受け入れ部門)との連携が採用成功のカギに

Visionalグループの株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:多田洋祐)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、企業の採用担当者を対象に、中途採用に関するアンケートを実施しました(有効回答数:271)。

その結果、77.1%の採用担当者が、3年前と比べて即戦力採用の難度が高まっていると実感していることが分かりました。また、採用の難度が高まるなか、現場(受け入れ部門)との連携が重要であることが分かりました。

調査結果概要
77.1%が、3年前より即戦力採用の難度が高まっていると実感。
そのポジションに「ITエンジニア」「管理職・マネージャー」

コロナ禍以前と比較した現在の中途採用活動の状況について、94.5%が活発に採用活動を行っており、そのうち約4割がコロナ禍以前よりも活発であると回答しました。
また、3年前と比較して、即戦力人材の採用の難度が高まったと感じている採用担当者は、77.1%にのぼりました。そのうち半数が、「全体的に難度が上がっていると感じる」と回答しました。難度が高いポジションについては、「ITエンジニア」「管理職・マネージャー」との回答が多く見られました。その理由として、各業界でデジタル化が進んだことによりITエンジニアのニーズや、求める管理職の希少性が高まっていることにくわえて、オンライン選考の浸透により採用競合の選考スピードが速まったことで優秀な人材の獲得競争が激化したという声がありました。

Q.3年前に比べて、即戦力人材の採用の難度は高くなっていると感じますか?

Q. 難度が高まっていると感じるポジションとその理由を教えてください。(企業種別、業界)

  • IT開発系のマネジメント層、そもそもの需給バランスに加え、スタートアップの魅力度が増している影響もあり、採用が難しい。(日系大手、サービス)
  • この1~2年では、IT人材の採用難度が多少高まっているように感じます。全体的なIT人材ニーズの高まりが背景になるかと思っています。(日系中堅、IT・インターネット)
  • DX領域の人材採用については、具体的な業務とのマッチングの難しさも見極めなくてはならず、難度がより高いと感じています。(日系大手・サービス)
  • マーケット全体での管理職人材の母数が少ないため。(外資中堅、メディカル)
  • セールスのMGRクラス、SaaS市場のプレイングマネージャーの層はまだ人材が多くない。(ベンチャー、IT・インターネット)
  • 在宅勤務によりオンライン選考が活発化し、優秀な人材の採用競争が激化している。(日系大手、金融)
  • 他社も採用スピードが上がってきていると感じる。(外資大手、IT・インターネット)
  • 異業界との競合が激しくなった。(外資中堅、メディカル)

即戦力採用と相性の良い採用手法は、「スカウト型求人サイト」が最多

即戦力人材の採用と相性の良い採用手法について質問したところ、「スカウト型求人サイト」が最も多い結果となりました。その理由として、直接多くの人材のレジュメ(職務経歴書)を見ることで人材要件を明確にできる点や、選考に入る前に職務経歴やスキルを吟味できるためミスマッチが少ない点、採用工数をかけてでも企業が自ら求める人材へ直接アプローチできるなどが挙がりました。

Q.即戦力人材の採用と相性が良いと思われる採用手法は何ですか?

73.1%の企業が現場(受け入れ部門)と連携して中途採用活動を実施。
7割が「現場が携わる前に比べ中途採用はうまくいっている」と回答

73.1%が、中途採用活動を人事だけでなく現場(受け入れ部門)と連携して行っていると回答しました。現場が携わっている内容は、「面談・面接対応(90.0%)」が最も多く、「合否の判断(86.5%)」「人材要件の決定(86.0%)」が続いています。一方で、最も少ないのは、「人材のリサーチや母集団形成(40.0%)」でした。

Q.採用活動(人材の要件定義や、候補者のリサーチ)に携わっているのはどの部門ですか?
Q.現場(受け入れ部門)の中途採用への携わり方について教えてください。

7割以上の採用担当者が、現場が関わる以前と比べて採用がうまくいっていると感じており、現場が採用に携わるメリットとしては、「現場が要件定義をするほうがミスマッチをなくせる(77.5%)」が最も多く、次いで「現場が採用に携わることで、候補者の入社意欲を高められる(55.0%)」「現場が採用に携わることで、入社後も一貫したフォローができ、定着率が高まる(35.8%)」が挙がりました。専門性の高い人材を採用するためには、現場との連携が不可欠であることが分かります。

Q.現場が携わる前と比べて中途採用はうまくいっていますか?

また、現場が自ら「人材のリサーチや母集団形成」に関わる企業は4割だった一方で、94.8%の採用担当者が、中途採用を成功させるために、現場の責任者が転職マーケットの状況を理解しておくことが重要と回答しました。

Q.中途採用を成功させるために、現場(受け入れ部門)の責任者が転職マーケットの状況を把握しておくことは重要だと感じますか?

株式会社ビズリーチ 取締役副社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也 コメント

株式会社ビズリーチ 取締役副社長 ビズリーチ事業部 事業部長 酒井 哲也

今回の調査で、即戦力採用の難度が高まっていることが分かりました。その背景には、デジタル化の加速により、業界問わずIT人材やDX人材などのニーズが高まっていることが挙げられます。くわえて、事業規模や業界を問わず、多くの企業が積極的に即戦力採用を行うようになったことも起因していると考えられます。ビズリーチも、2009年のサービス開始時は外資系企業様やベンチャー企業様を中心にご利用いただいていましたが、近年は多くの日系大手企業様にもご利用いただいています。
また今回の調査では、即戦力採用と相性の良い採用手法として「スカウト型求人サイト」を挙げる採用担当者が最も多い結果となりました。スカウト型の求人サイトは、転職潜在層を含め優秀な人材に企業が直接アプローチすることが可能です。その際、ミスマッチの少ないスピーディーな採用活動につなげるためには、現場主体で採用を進めることが非常に重要です。今回の調査でも7割の企業が人事と現場が連携して中途採用に取り組んでいることが分かりました。一方で、約4割の企業でリサーチ・母集団形成に現場は関わっていません。今後さらに企業の採用力を高めるためには、特に現場責任者が、自らリサーチ・母集団形成を行うことで、転職マーケットの状況をタイムリーに把握し、採用活動に反映していくことが求められるでしょう。今後もビズリーチは、企業成長につながる即戦力人材の採用をご支援してまいります。

※調査概要
「中途採用に関するアンケート」
対象:「ビズリーチ」を導入している企業の採用担当者
調査期間:2021年9月27日~2021年10月3日、有効回答数:271件
・回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合があります。
・本調査を引用される際には、「ビズリーチ調べ」と必ずご記載ください。

即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について

ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。

URL
求職者向け:https://www.bizreach.jp/
企業向け:https://bizreach.biz/service/bizreach/

株式会社ビズリーチについて

「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。2020年2月、グループ経営体制への移行にともなって誕生したVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。

Visionalについて

「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、事業承継M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。

URL:https://www.visional.inc/ja/index.html