2024年3月18日

株式会社ビズリーチ

神戸大学、大学発スタートアップ創出に向けて
ビズリーチで客員起業家(EIR)を副業・兼業で初採用 ゼニゴケの実用化に挑む研究チームに伴走し、起業をリード

株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:酒井哲也)と国立大学法人神戸大学産官学連携本部(所在地:兵庫県神戸市/本部長:河端俊典 以下、神戸大学)および株式会社神戸大学イノベーション(所在地:兵庫県神戸市/代表取締役:松尾貴巳)は、大学発スタートアップならびに未来の新産業創出を目的とした連携協定を締結し、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」上で人材を募集することによって、神戸大学発スタートアップの人材登用の仕組みの構築を進めています。

その第1弾として、ゼニゴケが持つ特質をものづくりに応用する「超速ゼニゴケ工学」の研究に伴走しながら起業をリードする人材を、副業・兼業限定で、2023年11月30日から2023年12月27日まで「ビズリーチ」のサイト上で公募しました。

その結果、276名の応募のなかから、化学・バイオ分野の企業で事業開発責任者などの経験がある人材が採用され、2月に就任したことをお知らせします。

公募URL:https://www.bizreach.jp/job-feed/public-advertising/we1dbm7/

大学発スタートアップ創出に向けて、「客員起業家」をビズリーチで初採用<副業・兼業>

客員起業家 就任コメント

事業戦略・計画立案担当(36歳男性)

これまでの経験が生きる「バイオ技術×製造業」領域で挑戦してみたいと思っていたところ、本募集を見つけました。コケという新規性の高い手段であることも後押しとなり、応募しました。ゼニゴケは、植物のようなCO2利用能力に加え、微生物のような高い効率の遺伝子改変も可能と、2つの顔を併せ持ったユニークな植物です。少量の水と光、そしてCO2さえあれば、高速に生育できます。

世の中に目を向けると、カーボンニュートラルの実現に向かって、化石資源に依存しない、さまざまな製品・事業が生まれています。このような産業構造の大転換点においては、資源供給のアンバランスが生まれることも予想されます。

ゼニゴケの特徴を生かすことで、セルロースのような汎用品から医薬品のような高付加価値なものまで提供できる、新しい資源プラットフォームを構築できたらと思います。前例のないものですので、技術と事業で一丸となって、事業化の壁を突破していきたいです。

<担当する領域>
事業戦略・計画立案

<経歴>
複数の化学・バイオ分野の企業で研究開発、事業開発などを経験し、直近のキャリアでは事業開発責任者として上場に貢献。現在は、複数のスタートアップ企業の事業戦略・計画立案、事業の仕組み化など伴走支援を行う。

株式会社神戸大学イノベーション 代表取締役 松尾 貴巳 氏 コメント

神戸大学、ならびにその研究シーズを支援する神戸大学イノベーションとして、大学発スタートアップの創出による研究シーズの社会実装は非常に重要な課題の一つであります。

今回ビズリーチ様と連携協定を締結させていただき、1回目の公募とその採用を無事終えることができました。私どもといたしましては、今回の公募において276名もの方がご応募くださったことに、驚きを感じるとともに、非常に優秀かつ意欲にあふれた方の採用に至ったことに意義深さを感じております。

また、採用には至らなかったものの、選考過程において多様な方々から好意的なお言葉を頂戴したこと、特に感謝申し上げます。今後も神戸大学発のスタートアップ創出の取り組み、ならびに今回の公募のテーマである超速ゼニゴケ工学の社会実装は続いてまいります。引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

神戸大学について

神戸大学は、10学部15研究科を擁する総合大学で、世界を牽引する卓越した研究を展開しています。「学理と実際の調和」という本学の建学の理念を具現化する「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」を新たな神戸大学のビジョンとして掲げています。世界に貢献できる地域中核研究大学としての使命を果たせるよう、本学は、使命の達成に向けて、人文・人間科学系、社会科学系、自然科学系、生命医学系諸分野における強みを社会に生かし、さまざまな国内外での連携・共創を高い次元で推進し、世界最高水準の異分野共創型研究教育拠点を構築して本学の力を最大限に発揮・挑戦します。現代および未来社会の課題を解決できる優秀な人材の育成と、新たな知と価値創造によりイノベーションを創出し、超高齢化、ポストコロナ、知識集約型デジタル社会に貢献します。

株式会社神戸大学イノベーションについて

大学の研究成果を特許使用や共同研究として企業等にご活用いただくことは、大学の価値を社会に還元するとともに、研究活動を持続・成長させるための財源を獲得する方法としても重要です。社会に役立つ研究テーマを、それぞれのステージに応じた資金で育て、知的財産やライセンスという果実を実らせます。それらを社会で役立てることで、収入を得て、学内ファンドに組み込み、新たな研究テーマを育てる資金とすることで、財の循環を生み出します。このような財の循環を生み出すために、神戸大学は2020年3月に株式会社神戸大学イノベーション(KUI)を設立しました。KUIは100%神戸大学出資の会社で、技術移転事業、発明の発掘、外部資金調達、大学発べンチャー創出等、産学連携に関する幅広い業務を行っています。また2021年10月には、神戸大学の知・人材・環境を社会実装につなげる神戸大学ファンドを運営するために、KUIの子会社(株式会社神戸大学キャピタル:KUC)を設立しました。神戸大学ではKUIやKUCなど関係会社と協力して研究活動に取り組んでいます。

即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について

ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、企業が必要としている人材を採用するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの選択肢と可能性を最大化することが可能です。

URL
求職者向け:https://www.bizreach.jp/
企業向け:https://bizreach.biz/service/bizreach/

株式会社ビズリーチについて

「キャリアに、選択肢と可能性を」をミッションとし、2009年4月より、働き方の未来を支えるさまざまなインターネットサービスを運営。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、静岡、広島に拠点を持つ。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズ、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を展開。産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開するVisionalグループにおいて、主にHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担う。